🍥の独り言

脳直自己満卍卍

「まいったネ 今夜」と言っていたのは深澤辰哉だけだった

10月13日のうたコンから私は抜け出せないでいる。2分30秒弱のカップ麺すら完成しない時間のパフォーマンスに心奪われたのだ。放送後しばらくは起床後テレビをつけ、朝から「まいったネ 今夜」をキメるという日々が続いた。今はまだ良くなったほうだが、未だに気がついたら再生している。再生しないと気が済まない。まさにCHUDOKU…そっと電気でも消してみるとする(暗転)。

 

 

このパフォーマンスはどうしてここまで私の心を掴んで離さないのか?

 


細かい理由を書けば膨大な量になってしまうので二点の大きな理由を挙げよう。

 

一点目は、Theジャニーズのパフォーマンスが大好きだから。

 

いわだてのロンバク、あべなべの側転、ふかさくのロン宙、そして、10段にも満たない階段が宝塚の大階段に見えるほど華やかに堂々と登場するめめこじラウ。

このイントロだけで最高だった…あわよくば、あべなべの側転に私も加わりたいと思ってしまうほどだった。

 


今までにない振付が新鮮で最高すぎて感動してたら左下に出てきた"〈振付〉SANCHE"のテロップ。ハイ、ですよね!

いわふかだてを先頭にしてバク転させようとしたSANCHEマジですげぇ…ごめんな大野さんと二宮くんに帰れって怒ったら本当に帰って。

クロバットと言えばのさっくんにバク転させずに一番後ろで舞わせたSANCHE流石すぎる…本当にごめん田中聖がメアドを「SANCHEぶっ殺す」って設定しちゃって。


深澤さんがマイクトラブルでバク転できなかったりラウがターンできなかったりと決して完璧とは言えないパフォーマンスだった。しかし、私は感動した。リアルに涙が止まらなかった。


"廃れた街を活気づけようと最高のショーを創るべく立ち上がった9人の若者たちが葛藤しながらも街に夢と希望をもたらし世界にまで羽ばたいていく"

 

そんなストーリーのミュージカルの演目の一つを観ているようだった。まだ完璧ではないことから、『まいったネ 今夜~街の小劇場にて~』という中盤の演目だろうか。


このミュージカルの各々のキャラ設定までも考えたが、それを書けば長くなるので割愛する。

 

 

 

そして、このパフォーマンスに魅入られた二点目の理由は、ブログのタイトルにもあるように深澤辰哉だけが「まいったネ 今夜」と言っていたことだ。これが最も大きな理由である。


ヘアスタイルも当時の流行りに合わせてドセンターで踊る照も、誘うような表情で煌びやかに舞うさっくんも、乱れた前髪でも色っぽさを演出してしまう舘様も、チャラめのビジュでキラキラと輝いて歌う阿部も、第3ボタンも外して色気出しまくってる目黒も、若さ溢れる挑発的な目でパフォーマンスするラウも、妖艶な笑みでシェイクする康二も、セフレが2人はいそうななべしょも、みんな最高だったし、「まいったネ 今夜」とも言っていた。そりゃそうだ、「まいったネ 今夜」を歌ってるんだから。当たり前のことだ。

 


だけど、本当に「まいったネ 今夜」と言っていたのは深澤辰哉ただ一人だけだったんだ。

 


「少しポーズを〜まいったネ今夜は」の部分を観れば分かってもらえると思う。みんなカメラ目線、あるいは表情をキメてポーズを取っているなか、深澤さんは目の前に銀色のリムジンに吸い込まれた君がいるかのように、そんな君に困ったような表情で「まいったネ今夜は」と言っているのだ。


さらに、その前の「憎いくらい悩ましい」で腰を回した後に右を向いた深澤さんに注目したい。他メンは正面を向いているし、この後に深澤さんは顔を左斜め下に向けるため正直、無駄とも言えるこの動き。しかし、この動きによって歌詞の世界観がより表現されているのではないかと思った。


歌詞に登場する"悩ましい"という言葉を新明解国語辞典で引くと以下の意味が出てくる。


①難問に対処する方法が見出せないで、どうしたものかと悩まずにはいられない様子だ。

②官能が刺激されて平静でいられない感じだ。


前の歌詞から推測するに②の"悩ましい"がここでは正解だろう。


"夜更けのダンステリアでレイザリアム浴びながら大胆に踊る君の姿に感心するほど官能が刺激されて平静でいられない"


そのため、深澤さんの右を向いた動きは"君を見ていると平静でいられないために目を逸らした"という考察ができるのではないだろうか。すなわち、他メンとも揃っていない無駄とも見える深澤さんの動きは歌詞の世界観を見事に表現したものとなる。

 


深澤さんがここまで考えて右を向いたかは分からない(多分考えてない)。しかし、深澤辰哉のパフォーマンスには見る者にこれだけのことを感じさせるような魅力があるのだ。

 

ここまでまとまりのない文をだらだらと書いてしまったが結局言いたいことは、

 

「まいったネ 今夜」と言っていたのは深澤辰哉だけだった

 

ということだ。

 

蛇足

「まいったネ 今夜」を通して他メンは、"憎いくらい悩ましい君"を演じている。しかし、深澤さんは"憎いくらい悩ましい君にまいったネ今夜と言う男"を、この物語の"主人公"を演じていると私は思った。

また、アウトロで表情キメキメで華麗にターンするさっくんと力の抜けたターンをする深澤さんとの対比が見られるアングルがあるのだが、まるで"大胆に踊る君"とそんな君に"降参した男"のように見えてとても面白い。